【6月4日 AFP】大人数の裸体を被写体として収めることで知られる写真家のスペンサー・チュニック( Spencer Tunick)の撮影が夜中のアムステルダムで3日に行われたと、オランダの通信社ANPが伝えた。

 この日、被写体となったのはアムステルダムに住む一般の2000人ものボランティア。自転車にまたがる女性や、ガソリンスタンドにたたずむ男性、そしてアムステルダムを象徴する橋の上で撮影された被写体は、どれも一糸まとわぬ姿でポーズをとったものばかり。

 文化行事組織のドリーム・アムステルダム(Dream Amsterdam)の関係者は、「肌の色による実験ですね。ある写真では、人々が明るい色から暗い色になるように並べられています」と、チュニックの写真についてANPに語った。

 撮影された写真は、アムステルダム市内で6月23日から8月末日まで撮影された人間の等身大サイズで展示される。

 チュニックは、同じような撮影をベルギー、フランス、オーストラリア、カナダ、米国など各地で行っている。1994年に、米国・ニューヨークで白昼、ヌード写真の撮影を行ったとしてチュニックは逮捕された過去がある。(c)AFP