写真は2004年9月24日、幕張にて撮影。PSPのプロモーションオブジェ。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA
【クアラルンプール/マレーシア 9日 AFP】世界中のムスリム(イスラム教徒)のゲーマーがプレイステーション・ポータブル(PSP)で、お祈りをする日が来るのもそう遠くはないようだ。マレーシアに住む学生のIkhwan Nazri Mohamad Asranさんが、PSP用コーランのソフトウェアを開発した。
■聖書のソフトウェアからのヒント
Ikhwanさんはマレーシア・マルチメディア大学に通う21歳の大学生。PSP用の聖書のソフトウェアを見て、今回のコーランのソフトウェアを開発した。
「聖書があるんだから、次はコーランだ。このソフトウェアで若い人がコーランをもっと身近に感じてくれるようになったらいい」と、IkhwanさんはAFPの取材で語った。
レーシングゲームやアクションゲームに慣れ親しんでいるPSPファンも、英語版のコーランをインターネットからダウンロードすることができる。
■PSPでコーランの勉強:ゲームの悪印象を払拭
Ikhwanさんは、今回のコーランのソフトウェアが、子供達の親が抱くインターネットやゲームに対しての悪い印象を変えるだろうと語る。
「親の中には、インターネットと聞くと、すぐにポルノを連想する人がいる。プレイステーションと聞けば、ゲームばかりやって、子供が勉強しなくなると考える。でも悪いことばかりじゃない。そのうち、親も『コーランを先に読んだら、そのままゲームをしてもいいわよ』と言うようになるだろう」
■コーランの次は雑誌
Ikhwanさんは、英語で書かれたイスラム教についての雑誌、「The Raise」のソフトウェアも開発し、同時にイスラムの壁紙などのコンテンツも開発していると言う。
「僕たちはイスラム教についての正しい情報を広めることに、重点を置いている。そして、ムスリムじゃない人たちが、イスラム教に対して抱いている誤解や間違いを減らしたい」と、Ikhwanさんは語る。
今月の初旬に開かれたムスリムのチャリティーディナーで、集まった親たちに開発したソフトウェアを見せたところ、反応は良好であった。リクエストに応えて、今度はコーランの朗読機能を、ソフトウェアに足す予定だ。
授業の合間を縫って、10人のボランティアと共に、Ikhwanさんがコーランのソフトウェアの開発を始めたのは1月。
5月の19日から、彼のウェブサイト(http://raise.flavert.com)にて、無料でダウンロードが可能だ。
「ファイルを全てダウンロードして、メモリースティックに保存するんだ。あとはPSPに読ませればいい。説明も全部、ダウンロードしたファイルに入っているよ」と手筈は完璧のようだ。
写真は2004年9月24日、幕張にて撮影。PSPのプロモーションオブジェ。(c)AFP/TOSHIFUMI KITAMURA




