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アンドリッチ作品翻訳の日本人作家、遺灰はドナウ川へ - ボスニア・ヘルツェゴビナ

  • 2007年04月04日 13:42 発信地:ボスニア・ヘルツェゴビナ
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写真はセルビアとルーマニアの境界を流れるドナウ川(2007年1月16日撮影)。(c)AFP/DANIEL MIHAILESCU

【バニャルカ/ボスニア・ヘルツェゴビナ 4日 AFP】3日、ボスニアのノーベル賞作家、イヴォ・アンドリッチ(Ivo Andric)の作品を翻訳した日本人作家の遺灰が、アンドリッチの代表作に描かれている現地の川にまかれた。

■「ドリナの橋」の舞台

 作家の田中一生氏は、アンドリッチの代表作「ドリナの橋(The Bridge on the Drina)」の舞台となる東部の町ビシェグラード(Visegrad)を、アンドリッチの没後30年にあたる2005年まで数回にわたり訪れていた。

 遺灰の一部はさらに、ベオグラード(Belgrade)からドナウ(Danube)川に向けてまかれた。田中氏は遺書で、「自分の魂は2つの川とともにありたい」と記していた。

■イスラム教徒との関わりを描く

 ボスニアに生まれたアンドリッチだが、人生の後半をベオグラードで過ごし、自身をセルビア人と名乗った。田中氏はアンドリッチの全作品を翻訳している。

 アンドリッチは1961年、「ドリナの橋」でノーベル文学賞を受賞。作品はオスマントルコ帝国時代のボスニアを背景に、イスラム教徒とセルビア正教徒の関わりを描いている。

 写真はセルビアとルーマニアの境界を流れるドナウ川(2007年1月16日撮影)。(c)AFP/DANIEL MIHAILESCU
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