関連情報「007」シリーズ
【ロンドン/英国 29日 AFP】「007」シリーズの原作者として知られる作家、イアン・フレミング(Ian Fleming)が所有した拳銃が、28日に開催されたボナムズ(Bonhams)のオークションで1万2千ポンド(約275万円)で落札された。
このコルト・パイソン(Colt Python)の357マグナムリボルバーは1964年にコルト社(Colt Company)からフレミングに贈られたも。小説「007/黄金の銃を持つ男(The Man with the Golden Gun)」で、旧ソ連国家保安委員会(KGB)に育成された殺し屋、フランシスコ・スカラマンガ(Francisco Scaramanga)が使う銃にコルト社製の銃を登場させたことへの感謝と見られる。
同リボルバーの保存状態は良好で、「Presented To Ian Fleming By Colt's Patent Fire Arms Mfg. Co(コルト社からイアン・フレミングへ)」と刻み込まれている。
当初は1万~1万5千ポンド(約230~340万円)の落札価格が予想されていたこの銃は、電話参加による匿名の参加者が落札した。
ジャーナリストや銀行家として活動していたフレミングだが、第2次世界大戦(WWII)中には海軍情報部(NID)で活動。凄腕のスパイとして知られたジョン・ゴドフリー(John Godfrey)提督の右腕として活躍した。
終戦後、海軍はフレミングをジャマイカに派遣。ジャマイカと恋に落ちたフレミングは、同地を舞台にジェームズ・ボンド(James Bond)小説シリーズの「ゴールデンアイ(Goldeneye)」を書き上げた。
フレミングにより生み出されたスパイ、ボンドは、ワルサーPPK(Walther PPK)を愛用している。この銃は小型で軽量のため、ジャケットの内ポケットに簡単に隠し持つことができる。
写真は22日に公開された同銃。(c)AFP/PAUL ELLIS
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