【エジプト 7日 AFP】アレクサンドリア(Alexandria)mp図書館やバビロンの空中庭園(Hanging Gardens of Babylon)などの元祖「世界の7不思議」に対抗し、現代人が選ぶ「新・世界の7不思議」プロジェクトが進行中である。この企画はスイスの冒険家、Bernard Weber氏が立案したもので、全77か所の候補地が最終的に21か所に絞られ、現在、ネット投票が実施されている。
最終候補地には紀元前140年にシドンのアンティパトロス(Antipater)が選定した元祖「世界の7不思議」の1つ、ギザ(Giza)のピラミッドが残っているが、その他を寄せ付けない歴史的重要性を当然視しているエジプトでは、同企画に対する嘲笑と非難が相次いでいる。(c)AFP/Emmanuelle Baillon
(収録時間:2分6秒)
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「新・世界の7不思議」の最終21候補地には、パリのエッフェル搭(Eiffel Tower)やシドニー(Sydney)のオペラハウスも名を連ねている。元祖「世界の7不思議」からは、唯一、「ギザのピラミッド」が勝ち残っている。
インタビュー1:Weber氏
「この企画は、現代人の感覚で世界の7不思議を選ぶと同時に、文化的多様性を尊重し、たたえることを目的にしています」
しかしながらエジプト当局は、「ピラミッドさえも他候補と争わなければならない」事態に憤慨し、ウェーバー氏との面会を拒絶して企画PRの妨害さえしている。
インタビュー2:エジプトの考古最高評議会(Supreme Council of Antiquities、SCA)の文化遺産専門家、Naguib Amin氏
「ピラミッドの価値に新たな判断を下す必要などありません。Weber氏の企画は、歴史的建造物の価値を判断する上での科学的根拠に欠け、それどころか、国際基準より商業主義が優先されています」
投票は、ネット上か携帯電話メールで誰でも行うことができる。Weber氏によると、これまでに約2500万人が投票したという。
エジプト人にとっては、4500年もの歴史を持つギザのピラミッドが、現在でも「世界の7不思議」の1つであることに変わりはない。
インタビュー3:エジプト人女性
「(新・世界の7不思議は)いいアイデアだが、この企画によって過去を消し去るべきではありません」
インタビュー4:エジプト人男性
「いいと思います。国や地域によっては観光が活性化され、経済も潤うでしょう」
インタビュー5:エジプト人少女
「世界中の100万の歴史的建造物を合わせても、ピラミッドにはかなわないわ」
Weber氏は、この企画に政治的な意図はなく、したがって物議をかもすようなものではないと主張する。
インタビュー6:Weber氏
「これは、文化遺産に関する肯定的なメッセージを世界中に伝えようという主旨のものです。エジプトがこの企画に乗らないのは、非常に残念なことです」
「新・世界の7不思議」は、「7」にちなんだ7月7日、リスボンで発表される。