写真は、ルノワールが1879年に制作した作品「Landscape at Wargemont」(20日、英ナショナルギャラリー提供)。(c)AFP/NATIONAL GALLERY/HANDOUT
【ロンドン/英国 20日 AFP】仏画家ピエール・オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)の風景画展「Renoir Landscapes: 1865-1883」が20日、ロンドンの英ナショナルギャラリー(National gallery)で開幕する。展覧会では、ルノワールがどのように光の描き方を模索し、完成させたかに焦点が当てられている。
■ルノワールが本当に描きたかったのは風景画?
ナショナルギャラリーのChristopher Riopelle学芸員は「ルノワールは人物や民衆を描いたことで知られていますが、彼は生涯を通じて風景画を描き続けました」と言う。
「風景画はルノワールにとって大変重要な役割を果たしました。本当に描こうと試みたのは風景画だったのです」。
展覧会では、ルノワールの風景画70点を集め、ルノワールの手法がさまざまな構図から風景画に光を描き出し、「印象画」に発展していく過程を紹介している。
■着想のヒント、色の使い方も紹介
展覧会はまた、ルノワールが田舎や海、街などからどのような着想を得たのかにも触れている。
ルノワールはジョルジュ=ウジェーヌ・オスマン(Georges-Eugene Haussmann)男爵による「パリ改造」によってもたらされた街の変化を気に入ったわけではなかった。しかし、木々が育つのを待って「Les grands boulevards」や「La Place Saint George」を描いている。
ルノワールは対象物を鮮やかに描くことで知られる。展覧会では、作品「La vague」で白い波に大胆な赤や黄色、青を重ねて描いたように、画期的な色の使い方も紹介する。
「Renoir Landscapes: 1865-1883」展は5月20日までナショナルギャラリーで開催された後、カナダと米国の美術館を巡回する。カナダのNational Gallery of Ottawaで6月8日から9月9日まで、米Philadelphia Museum of artで9月30日から2008年1月6日まで開催される予定。
ナショナルギャラリーは本展での入場者について、最近開催されたディエゴ・ベラスケス(Diego Velasquez)展の30万2000人を上回るとの見通しを示している。
写真は、ルノワールが1879年に制作した作品「Landscape at Wargemont」(20日、英ナショナルギャラリー提供)。(c)AFP/NATIONAL GALLERY/HANDOUT
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