写真は30日、パリで開催されている「Maison et Objet」展と来場者。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN
【パリ/フランス 31日 AFP】日本貿易振興機構(Japan External Trade Organisation、JETRO)のパリ事務所は、日本の伝統的なクラフトを紹介する「Maison et Objet」展を26日から30日までパリで開催した。単純なデザインの中にも画期性が光る日本の伝統工芸は、21世紀という時代に融合してさらに変化を遂げようとしているという。
「デザインとクラフトの出会い」と名付けられた今回の見本市には、革新的なぼんぼりや手作りロウソクなどが展示されている。どれも、紙、スズ、ブナノキ、鉄、竹、シーダーなど、ごくありふれた素材で制作されている。同事務所の寺島充副所長は、「それぞれの素材には、伝統工芸技術に対する新しい解釈が具現化されている」と語った。
年に2回開催される本見本市には、ニューヨークのブルーミングデールズ(Bloomingdale’s)や香港のレーン・クロフォード(Lane Crawford)など、各国からバイヤー約7万5000人が訪れた。
16世紀の豊臣秀吉将軍の治世に興隆した日本の伝統工芸は、第2次大戦後の大量生産と競争社会において忘れ去られてしまったと思われがちだが、かたちを変えて進化を遂げている証拠が、見本市で示された。
写真は30日、パリで開催されている「Maison et Objet」展と来場者。(c)AFP/STEPHANE DE SAKUTIN