写真は世界最大の本の国際見本市「フランクフルト・ブック・フェア(Frankfurt Book Fair)」に出席した際のギュンター・グラス氏(2006年10月6日撮影)。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL
【ベルリン/ドイツ 27日 AFP】ノーベル文学賞(Nobel Prize in Literature)受賞作家、ギュンター・グラス氏(Gunter Grass)がエルンスト・トラー賞(Ernst-Toller-Preis)の2007年度受賞者になることが26日に発表された。8月に発売された新著書「Beim Hauten der Zwiebel(英題:Peeling Onions)」でグラス氏は、第2次世界大戦(WWII)当時にナチス・ドイツの悪名高き武装親衛隊(Waffen SS)に属していた事実を告白し、国内外で大きな論争を巻き起こした。
ユダヤ系ドイツ人で社会主義者の劇作家、エルンスト・トラー(Ernst Toller)を記念して名付けられた同賞は2年に一度、文学と政治を結びつける優れた作品に対して贈られる。1893年、旧プロイセン王国に生まれたエルンスト・トラーは30年代頃から米国映画のドイツ版脚本などを多く制作していた。1938年には演劇「Pastor Hall」を手掛け、ナチス・ドイツを初めて批判した文芸作家の一人となったが、1940年の同作品映画版の完成を見ることなく、独裁者故フランシスコ・フランコ(Francisco Franco)元総統によるマドリードでの勝利の行進の3日後である1939年5月22日、ニューヨークのホテルで自殺した。
同賞は2007年の春にグラス氏に授与される予定。写真は世界最大の本の国際見本市「フランクフルト・ブック・フェア(Frankfurt Book Fair)」に出席した際のギュンター・グラス氏(2006年10月6日撮影)。(c)AFP/JOHN MACDOUGALL
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