【ニューヨーク/米国 23日 AFP】ニューヨーク・タイムズ紙(New York Times)によると、米国の学者ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)氏(77)は22日、自身の著書を引き合いにしてウゴ・チャベス(Hugo Chavez)ベネズエラ大統領が、演説の中でジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領を激しく非難したことを受けて、チャベス大統領との会談を希望していると語った。
チャベス大統領は21日、国連総会(United Nations General Assembly)での演説中にチョムスキー氏の著書『覇権か、生存か(Hegemony or Survival)』(2003年出版)を米国民に推奨したうえで、ブッシュ大統領を「悪魔」と呼ぶなどして激しい攻撃を展開。その後、この一件は各紙でトップ記事として掲載され、同書は瞬く間にアマゾン・コムのベストセラー・ランキングで1位となった。
チョムスキー氏は米国の外交政策を長年批判してきた左派の米言語学者。同氏はニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じて、「チャベス大統領の演説の中で私の書著を勧めてくれたおかげで、その後1万件もの電子メールを受け取りました」と話した。
さらに「私はチャベス大統領のように、ブッシュ大統領のことを『アル中』『病人』『暴君』などという言葉で非難するつもりはありません」と述べたうえで、チャベス大統領が米国政府に対して怒りを募らせる気持ちは理解できると語った。
「ブッシュ政権がチャベス政権を打倒しようとしたクーデターを支援したからです。ベネズエラが米国政府を転覆させるクーデターを支援したら、われわれはそれをジョークだと思うでしょうか?」
また、チャベス大統領の政策については「深い興味を抱いているし、その大半はかなり建設的なものだと思っている」と述べている。
写真はチョムスキー氏の著者を示すチャベス大統領。(c)AFP/DON EMMERT
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