【9月14日 AFP】(一部更新)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日午後2時、新型固体燃料ロケット「イプシロン(Epsilon)」1号機を鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所(Uchinoura Space Centre)から打ち上げた。

 打ち上げは当初先月27日に予定されていたが、地上のコンピューターが機体の姿勢異常を誤検知したため、発射のわずか十数秒前に中止されていた。

 全長約24メートル、重さ約91トンのイプシロンは3段式で、搭載している惑星分光観測衛星「スプリントA(SPRINT-A)」を高度1000キロ付近で切り離し、打ち上げは成功した。

 国内では、管制センターを大幅に簡素化し、ノートパソコン2台で発射できるイプシロンが、宇宙ビジネスにおいて高い競争力を持つ切り札になることが期待されている。(c)AFP