【7月23日 AFP】欧州南天天文台(European Southern ObservatoryESO)は19日、うみへび座TW星(TW Hydrae)を取り巻く円盤のスノーライン(物質が凍り始める境界線)のイメージ図を公開した。

 この図において、円盤の内側の青色部分(4.5~30天文単位、1天文単位は約1億5000万キロ)では、水の氷が星間微粒子を覆っている状態を表し、外側の緑色部分(30天文単位以上)では、一酸化炭素の氷が微粒子を覆っている状態を表している。青から緑へ変色する部分が、一酸化炭素のスノーラインだ。

 表面を覆った氷によって微粒子の粘着性が上がるため、惑星や彗星の形成に不可欠な微粒子同士の結合を助ける。化学物質によって凍る温度は異なるため、中心の恒星からの距離に応じて多様なスノーラインが見ることができる。(c)AFP