【6月11日 AFP】鳥インフルエンザウイルスの運び役になることの多いアヒルのゲノム配列を解読したとの研究が、9日の科学誌ネイチャー・ジェネティクス(Nature Genetics)に掲載された。

 アヒルは鳥インフルエンザの宿主として知られているが、興味深いことに、ウイルスに対する免疫を持っていることが多い。中国で新たに発生したH7N9型に対しても免疫を持っているとみられる。

 研究チームは、生後10週間のメスのマガモのDNAコードを解析。アヒルを鳥インフルエンザ感染から守っている免疫システムの遺伝子群を特定し、すでに解析が終わっているニワトリやキンカチョウのゲノムにはこれらの遺伝子群の多くが存在しないことを突き止めた。

 さらに、アヒルの染色体からは、これらの遺伝子の多くがペアで見つかった──このことは、アヒルが鳥インフルエンザに対してニワトリやシチメンチョウよりも耐性が強い理由の説明になるかもしれない。

 研究論文は、アヒルが鳥インフルエンザに対して「最適化された免疫システム」を持っていると結論づけた。(c)AFP