【3月27日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space StationISS)への物資補給を行った民間無人宇宙船「ドラゴン(Dragon)」が26日、メキシコの沖合320キロメートルの太平洋上に着水し、無事ミッションを終えた。

 米民間宇宙開発ベンチャー、スペースX(SpaceX)が運航するドラゴンは、食料や機材など544キログラム分の物資をISSに運んだ。ISSには現在、米国人2人、ロシア人3人、カナダ人1人が滞在している。

 ISSで実験に使われた機材が積み込まれたため、地球帰還時の積荷重量は約1180キロと、往路より大幅に増えた。

 スペースXはこれまで無人宇宙船のみを打ち上げてきたが、3~4年以内には有人宇宙船の打ち上げを行いたいとしている。またこれとは別に、ドラゴンを有人宇宙船に改良するための契約を米航空宇宙局(NASA)と結んでいる。(c)AFP/Jean-Louis Santini