【2月1日 AFP】米ユタ大学(University of Utah)や中国のゲノム研究機関、デンマークのコペンハーゲン大学(University of Copenhagen)などが参加する国際研究チームが、5000年前に人間がハトを飼育するようになって以来、初めてハトのDNA解読に成功し1月31日、その成果を科学誌『サイエンス(Science)』オンライン版に発表した。

 この研究でチームは、ハトの中でも最もよく見られ、種も多いカワラバト350種のうち80種以上で特徴とされるとさかは、EphB2遺伝子の変異によるものであることを突き止めた。

 ユタ大学のマイケル・シャピロ(Michael Shapiro)氏は「鳥類は地球上の生物の大きな部分を占めているが、遺伝学的にわれわれが知っていることは驚くほど少ない。(今回の研究は)鳥類の進化について新たな考察を与えてくれた」と語っている。(c)AFP