【11月13日 AFP】生命が存在できる可能性がある地球の7倍の大きさの太陽系外惑星を発見したとする論文が、国際天文学誌アストロノミー&アストロフィジックス(Astronomy and Astrophysics)に掲載された。

HD 40307g」と名付けられたこの惑星は、恒星から近すぎず遠すぎない距離で水が液体で存在できる「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」に位置することが分かっている数少ない惑星の1つ。このような種類の星は「スーパーアース(巨大地球型惑星)」と呼ばれている。

 この星が200日かけて公転している矮星(わいせい)「HD 40307」は、地球の太陽よりもわずかにサイズが小さく、温度や光度もわずかに低い。この惑星と太陽系との距離は比較的近い42光年で、地球のような自転と昼夜のサイクルを持つ可能性が高いという。

 1995年以降、高性能な観測機器の登場により846個の系外惑星が発見された。中でも2009年3月に稼働したケプラー(Kepler)宇宙望遠鏡は地球に似た惑星を探す上で大きな役割を果たしてきた。これまで発見された系外惑星の大半は、地球よりもサイズが大きい。(c)AFP