【9月20日 AFP】米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行ミッションを退役したスペースシャトル「エンデバー(Endeavour)」が19日、フロリダ(Florida)州のケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center)から、余生を送るカリフォルニア(California)州に向け飛び立った。

 シャトル運搬用に改良されたボーイング747(Boeing 747)型機の背に乗せられたエンデバーは、離陸予定時刻の午前7時15分(日本時間午後8時15分)を数分遅れで離陸。エンデバーの「ラストフライト」は、これまで悪天候のため2回延期されていた。

 エンデバーは今後、ミシシッピ(Mississippi)州のステニス宇宙センター(Stennis Space Center)やルイジアナ(Louisiana)州にあるスペースシャトル部品工場の上空を飛行し、ヒューストン(Houston)のジョンソン宇宙センター(Johnson Space Center)で1泊したのち、カリフォルニア科学センター(California Science Center)で10月30日から常設展示される。(c)AFP