【11月18日 AFP】中国の無人宇宙船「神舟8号(Shenzhou VIII)」が17日、内モンゴル(Inner Mongolia)自治区に着地し、地球への帰還を果たしたと、国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。

 1日に打ち上げられた「神舟8号」は、実験用モジュール「天宮1号(Tiangong-1)」とのドッキングに2回成功しているが、軌道を離れ大気圏に再突入する直前に「天宮1号」から分離した。

 実験用モジュールとのドッキングと無人宇宙船の帰還の成功は、2020年までに有人宇宙ステーションを建設するとした中国の宇宙計画を前進させるものとなった。
   
 中国は来年、さらに宇宙船「神舟9号(Shenzhou IX)」と「神舟10号(Shenzhou X)」を打ち上げ、「天宮1号」とのドッキングを計画している。9号か10号のいずれかは、有人宇宙船となる予定だ。(c)AFP

【関連記事】
「神舟8号」の打ち上げに成功、初の女性飛行士誕生も間近か 中国
「神舟8号」、中国初のドッキングに成功