【10月22日 Relaxnews】写真を撮った数分後、もしくは数週間後、さらには数年後でも、好きなところにピントを合わせられるという、写真の常識をくつがえすカメラが2012年に発売される。

 コンパクトカメラにもデジタル一眼にも見えないこのカメラの名前は「Lytro(ライトロ)」。カメラというより万華鏡のような鮮やかな色のボディーには、「生きた写真」という未来的なコンセプトにふさわしい複雑な技術が詰め込まれている。

 Lytroは、f/2の8倍光学ズームレンズ、1.46インチのマルチタッチ式LCDディスプレー、光照射野センサーを備える。光照射野センサーの解像度は1100万光線(開発者たちの表現を借りれば「11メガレイ」)だ。

 本体の大きさは41×41×112ミリ。価格は、350枚の写真が保存できる8GBモデル(本体カラーはエレクトリックブルーとグラファイト)が399ドル(約3万500円)、750枚の16GBモデル(本体カラーはレッドホット)が499ドル(約3万8000円)。(c)Relaxnews/AFPBB News

【参考】Lytroで撮影した写真を閲覧できるページ
【関連記事】ピント合わせは撮影後に、画期的なカメラを米新興企業が開発