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車椅子のアスリートが世界遺産へ、ロボットで介助者パワーアップ

  • 2011年07月03日 16:44 発信地:千葉
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茨城県つくば市(Tsukuba)で、筑波大学(University of Tsukuba)大学院の山海嘉之(Yoshiyuki Sankai)教授が開発したロボットスーツ「HAL(ハル)」の背中に人を乗せることができる新型の山登りモデル(2011年6月29日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO

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【7月3日 AFP】体の不自由なアスリート、内田清司(Seiji Uchida)さん(49)が1日、フランスの小島に建つ世界遺産の修道院「モン・サンミシェル(Mont-Saint-Michel)」を、ロボットスーツの力を借りて訪問する旅に出発した。

 28年前の交通事故で下半身が麻痺し、歩行能力を失った内田さんは、今回のモン・サンミシェルへの旅について「夢の始まり」に過ぎないと語った。

 フランスへの出発前、成田空港で会見した内田さんは、今は支援なしに自分の足で立つことはできないが、いつか自分の足で歩くという希望は、何年かかっても絶対にあきらめないと語った。

 人間の動作を支援するバッテリー駆動のロボットスーツ「HAL(ハル)」を着用した介助者に背負ってもらう形で、内田さんは5日にモン・サンミシェルに登る。

「HAL」は筑波大学(University of Tsukuba)大学院の山海嘉之(Yoshiyuki Sankai)教授が、お年寄りの移動支援や、病院などで介護者が患者を抱きかかえたりする際にサポートするために開発したロボットスーツ。人間の体表を流れる微量の電流をとらえて筋肉の動きを予測し、装着者が意図した方向に自動的に動く。フルボディーモデルでは腕と脚の動作をサポートし、片手で70キロの荷物を持ち上げることができる。

 今回用意された特製のHALを着用すると、80キログラムの重さまで運ぶことができるようになる。内田さんの体重は45キロだ。

 内田さんは4児の父。子どもたちは2組の双子で、それぞれ年齢は6歳と1歳8か月だ。この子ども4人と妻、そしてサポートチームたちと一緒に旅行する。

「子どもたちに、私の挑戦を見せたい」と、内田さんは語った。(c)AFP

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