【6月20日 AFP】(写真追加)欧州航空防衛大手EADSEuropean Aeronautic Defence and Space Company)は19日、パリ―東京間を2時間半で結ぶゼロ・エミッション(二酸化炭素排出量ゼロ)の超音速ロケット旅客機「Zehst(Zero Emission Hypersonic Transportation)」を日本と共同開発中であることを明らかにした。

 2020年までに試作機を完成させ、2050年ごろには運用を開始したい考えだ。

 乗客数は50人から100人。離陸時には海藻から抽出したバイオ燃料を使い、その後は水素と酸素を動力源とするロケットエンジンに切り換えて旅客機を高度3万2000メートルの成層圏に送り込む。なお、現行の旅客機の航行高度は約1万メートル。

 着陸時には、エンジンを停止して滑空させ、一定の高度まで降下したらエンジンを再び点火して着陸する。(c)AFP

【図解】超音速ロケット旅客機「Zehst」