【2月7日 AFP】米海軍は5日、「コウモリ型」の翼を持った無人爆撃機「X47B」の初めての試験飛行を米カリフォルニア(California)州で実施したと発表した。

 X47BはB2ステルス爆撃機を小型化したような形で、米空母から発進する無人機として計画されている。

 米軍需大手ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)と米海軍によると、4日にエドワーズ空軍基地(Edwards Air Force Base)で行われた試験で、X47Bは29分間飛行し、高度5000フィート(約1500メートル)まで上昇した。試験飛行では地上の海軍・ノースロップのチームが操縦を担当した。

 米軍によると、X47Bは次世代無人機の1つで、レーダー探知されずに、アフガニスタン戦争で使用された既存のプロペラ無人機プレデター(Predator)やリーパー(Reaper)よりも高速で飛行することができる。

 ノースロップは2007年に締結された6億3600万ドル(約520億円)規模の契約のもと、同無人爆撃機を生産している。ノースロップによると、空母での試験飛行は2013年から行われる予定で、X47Bが海軍に配備されるのはさらに先のことになる。(c)AFP