【1月4日 AFP】国営中国中央テレビ(CCTV)は3日、国有の中国核工業集団(China National Nuclear Corp)が、原子力発電におけるウラン確保の問題を実質的に葬り去るかもしれない画期的な核燃料再処理技術を開発したと報じた。

CCTVは「今後50~70年しかもたないとされていた中国のウラン資源が3000年はもつようになるかもしれない」と報じた。環境汚染の抑制とエネルギー安全保障を達成するために、複数のエネルギー源を組み合わせる「エネルギーミックス」を模索する中国にとって大きな前進となる。

 英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)によると、中国は現在年間約750トンのウランを生産しているが、原子力発電量を増やしていることから、年間の需要量は2020年には2万トンまで増加すると見込まれている。(c)AFP