【1月2日 AFP】中国国営新華社(Xinhua)通信は2日、2年遅れとなっていた同国初の火星探査機「蛍火1号(Yinghuo-1)」が、今年10月にロシアのロケットで打ち上げられる予定だと報じた。

 蛍火1号は当初ロシアの「フォボス・グルント(Fobos-Grunt)」とともにカザフスタンのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)から2009年10月に打ち上げられる予定だったが、延期されていた。

 新華社は中国空間技術研究院(China Academy of Space TechnologyCAST)の専門家の話として、蛍火1号の打ち上げが今年10月に再設定されたと報じた。また、2013年にも中国単独で火星探査機の打ち上げを計画しているという。

 蛍火1号は、かつて火星の表面に豊富に存在したとみられる水がなぜなくなったのかという点に焦点を当て、火星の環境を調査すると報じられている。(c)AFP