【8月24日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は23日までに、スピッツァー宇宙望遠鏡(Spitzer Space Telescope)が「GLIMPSE360」プロジェクトの一環として撮影した、ひときわ明るい2個の星が緑色のかすみのようなものを照らし出している画像を公開した。

「かすみ」は、水素と多環芳香族炭化水素(PAH)で構成されている。PAHは、自動車の排ガスや木炭の煙にも含まれる炭素化合物。宇宙空間では、星を生産する暗黒星雲の中で生成される。実際は緑色ではないが、画面上では着色されている。

 PAHにより、暗黒星雲の周縁を視覚化でき、組成を詳細に調べることが可能になる。(c)AFP