【7月24日 AFP】太陽光発電で飛ぶ超軽量の軍事偵察用の無人航空機「ゼファー(Zephyr)」が23日、14日間連続無人飛行の記録を達成して着陸した。製造元の英防衛機器キネティック(QinetiQ)が同日発表した。

 ゼファーは全長22.5メートル、重量はわずか50キログラム。米アリゾナ(Arizona)州の米軍ユマ性能試験場(Yuma Proving Ground)を離陸してから14日と21分の連続飛行記録を達成後、同州に着陸した。

 キネティック広報のクレア・スコッター(Claire Scotter)氏はロンドン(London)で、「同機は14日と21分間にわたって飛行した」と発表した。国際航空連盟(FAIWorld Air Sports Federation)による世界記録の公式認定を待っているところだという。

 地元紙ユマサン(Yuma Sun)によると、ゼファーは高度7万フィート(2万1200メートル)まで上昇したという。

 これまでの世界記録は、非公式ではあるが同機が2008年に達成した無人連続飛行記録の82時間だった。(c)AFP

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