【1月2日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は12月29日、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)がとらえた球状星団M13の画像を公開した。

 まるでスノードームの中でキラキラと舞い落ちる雪のような画像は、北半球で最も明るい球状星団の1つ、M13の中で動き回る星の様子をとらえたもの。

 M13は10万個の星からなる球状星団で、地球からの距離は約2万5000光年。ヘルクレス座にあり、冬の夜空では簡単にみつけることができ、暗い夜空であれば肉眼でもはっきりと見ることができる。

 直径約150光年の球状の空間に多数の星が詰まっているため、これらの星は一生を球状星団の中を移動して過ごすとされている。

 この画像は、広視野惑星カメラ2(Wide Field and Planetary Camera 2WFPC2)と掃天観測用高性能カメラ(Advanced Camera for Surveys)が撮影したデータアーカイブをもとに作成された。(c)AFP/NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)