【11月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)とマイクロソフト(Microsoft)は17日、火星探査を体験できるインタラクティブなウェブサイト「Be a Martian(火星人になろう)」を公開した。

 このサイトでは一般の人が火星の地図の改善などの研究活動を手伝うことができる。たとえば火星表面のクレーターを数える作業は膨大な数にのぼるため従来は困難だった。

 NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion LaboratoryJPL)のMichelle Viotti氏は、「火星探査で得られたデータは大量なので、大勢の人がデータを見て分類することは、その意味するところを理解するうえで非常に重要だ」と語る。

 マイクロソフトのMarc Mercuri氏も「この種の実験は、火星やNASAの仕事について啓蒙(けいもう)するだけでなく、コンピューターだけでは解決できない問題を解決するために大きな意義がある」と話す。

 このサイトにはこれまで公開されていなかった数十万枚もの写真も含まれているほか、火星の専門家が質問に答えてくれる「バーチャルタウンホール」や、一般ユーザーや教育機関、火星探査チームが火星の画像にアクセスするためのソフトウエアを開発した人を表彰することも予定されている。このサイトは以下のリンクからアクセスできる。(c)AFP

【参考】Be a Martianのサイト(英語)