パリ天文台(Paris Observatory)からモンパルナス・タワー(Montparnasse Tower)に向けて発射されるレーザー光線(2009年10月8日撮影)。(c)AFP/BORIS HORVAT
【10月9日 AFP】パリ(Paris)にある高さ210メートルのモンパルナス・タワー(Montparnasse Tower)の屋上が、10日から約1週間、宇宙空間を飛び交う高エネルギーの粒子「宇宙線」の実験室に姿を変える。
屋上に設置された検出器がミューオンと呼ばれる亜原子を検出するたびに、パリ天文台(Paris Observatory)からラテン区(Latin Quarter)をはさんだ同タワーにレーザー光線が発射される仕組みだ。
ミューオンは、陽子の残骸だ。陽子は、太陽または太陽系の外から常に地球に吹き付けており、上層大気で分子と衝突すると破壊され、その短命の残骸であるミューオンはほぼ光速で地球上に降り注ぐ。
この「コスミック・オペラ」は、宇宙粒子の存在を人々に知ってもらうことを目的としており、1910年にエッフェル塔(Eiffel Tower)のてっぺんで同様の実験を行ったドイツの物理学者テオドール・ヴルフ(Theodor Wulf)に敬意を表する意味も込められている。(c)AFP



