【9月17日 AFP】欧州南天天文台(ESO)は16日、スーパーアース(巨大地球型惑星)「CoRoT-7b」のイメージ画を公表した。「CoRoT-7b」は恒星「CoRoT-7」の周りを回る最も小さく速い太陽系外惑星で、一角獣座の方向、約500光年の距離に位置する。

 ESOがHARPS(高精度視線速度系外惑星探査装置)で行ったこれまででもっとも長期の測定により、「CoRoT-7b」の質量が地球の質量の約5倍であることが分かった。これまでに同惑星の半径は地球の2倍弱であることが分かっており、これと合わせると、「CoRoT-7b」の密度は地球の密度に極めて近く、硬い、岩石状の惑星であることが示唆される。

 今回収集された膨大なデータにより、「CoRoT-7」の周囲には別のスーパーアースが存在していることも明らかになった。(c)AFP