WHO事務局長、新型インフル用ワクチンの早期供給に疑問
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【7月16日 AFP】新型インフルエンザ「インフルエンザA(H1N1)」による死者数が世界中で増加している中、世界保健機関(World Health Organization、WHO)のマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長は15日、今後数か月以内に新型インフル用ワクチンが感染拡大を防止するようになることは難しいとの認識を示した。
チャン氏は英ガーディアン(Guardian)紙に対し、「ワクチンは8月ごろには供給できるはずだが、ワクチンが供給されたからといって、その効果が証明されたものかどうかは別の問題だ」と指摘。その上で、「臨床試験データの分析には、さらに2-3か月は必要になる」と述べ、ワクチンは8月から使用できるとする各国の医療当局に反論した。
新型インフルエンザ感染者は、日本やオーストラリアで増加しているほか、アルゼンチンではわずか3日間で死者数が94人から137人に急増しており、WHOのマリポール・キーニー(Marie-Paul Kieny)ワクチン研究推進部長は、新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)は、阻止できなくなったと発言している。(c)AFP
チャン氏は英ガーディアン(Guardian)紙に対し、「ワクチンは8月ごろには供給できるはずだが、ワクチンが供給されたからといって、その効果が証明されたものかどうかは別の問題だ」と指摘。その上で、「臨床試験データの分析には、さらに2-3か月は必要になる」と述べ、ワクチンは8月から使用できるとする各国の医療当局に反論した。
新型インフルエンザ感染者は、日本やオーストラリアで増加しているほか、アルゼンチンではわずか3日間で死者数が94人から137人に急増しており、WHOのマリポール・キーニー(Marie-Paul Kieny)ワクチン研究推進部長は、新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)は、阻止できなくなったと発言している。(c)AFP