【5月13日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は12日、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space TelescopeHST)の修理のために打ち上げられたスペースシャトル「アトランティス(Atlantis)」の右翼下側に損傷を発見したことを明らかにした。

 宇宙飛行士らは10時間にわたる調査を行い、アトランティス右翼前部下側の耐熱タイル4枚に、53センチほどのこすったような跡を発見した。軌道に入る約103秒間に右翼のセンサーが衝撃を記録しているため、この間に損傷を受けた可能性があるという。また、アトランティス下側に設置された外部燃料タンク用のカメラが衝撃を与えた破片を記録している可能性もあるという。

 NASAによると、現時点では損傷は小さいと見られるが、画像専門家が少なくとも2日かけて解析を進め、15日にはロボットアームに付けたカメラとレーザーで再調査を行う可能性があるという。(c)AFP/Mark Carreau