【1月24日 AFP】米カリフォルニア(California)州メンロパーク(Menlo Park)のバイオ企業ジェロン(Geron)は23日、同社が申請していた、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を脊髄(せきずい)損傷でまひ症状がある患者に移植して治療する世界初の臨床試験について、米食品医薬品局(Food and Drug AdministrationFDA)が実施を許可したと発表した。

 このGRNOPC1とよばれる治療の臨床試験の目的は、患者の脊髄にES細胞を注入することで、損傷した神経細胞の再生を促し、最終的に患者がまひした感覚や運動機能を回復することを確認するというもの。

 ジェロンの発表に関して、23日現在、FDAからの発表はまだ行われていない。(c)AFP