【11月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル「エンデバー(Endeavour)」の宇宙飛行士が18日、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)での船外活動中に工具が入ったかばんを紛失した。

 NASAによると、この「事故」が起きたのは4回実施されるうちの第1回目の船外活動の最中で、参加したハイディマリー・ステファニションパイパー(Heidemarie Stefanyshyn-Piper)飛行士が太陽電池パネル回転機構の接合部への作業をしていた時だった。

 作業用の潤滑油がこぼれたのを同飛行士が拭き取ろうしたところ、すべての工具が入ったカバンを宇宙空間に「落として」しまったという。このときの模様は、NASAのテレビカメラによりライブ映像でとらえられている。

 その後、ステファニシュンパイパー飛行士は別の飛行士から道具を借りて作業を終了させた。かばんの紛失以外には、予定通りの船外活動だった。かばんがスペースシャトルやISSと接触すると危険なため、NASAは今後監視を続ける見通しだ。(c)AFP