【11月3日 AFP】写真は、米航空宇宙局(NASA)が31日に公開した、地球から1100万光年離れた場所にある銀河「ミラク・ゴースト」。左は可視光線で撮影したもの。右は、全く同じ領域を銀河進化探査衛星GALEXGalaxy Evolution Explorer)で紫外線により撮影したもの。中央の白く輝く点が、NGC404として登録されているミラク・ゴースト。

 ミラク・ゴースト(幽霊)は、左下の赤色巨星「ミラク」のグレアに隠れるため、このようなあだ名で呼ばれている。しかし右の紫外線写真では、可視光では見えなかった輪(青い点の部分)の存在が明らかになっている。輪は新星の集合体で、ミラク・ゴーストは死んだ銀河だとするこれまでの仮説を覆すものだ。

 写真の両端は、5万5000光年離れている。赤色巨星「ミラク」は地球からはわずか200光年しか離れておらず、肉眼でも見ることができる。(c)AFP