関連情報恐竜などの化石、太古の記憶
英科学誌ネイチャー(Nature)提供、鳥類進化解明のカギを握る恐竜「Epidexipteryx hui」の想像図(2008年10月22日提供)。(c)AFP/NATURE/Zhao Chuang & Xing Lida
【10月23日 AFP】1億5000万年以上前に生息していた小型の「卵泥棒」の恐竜が、鳥類の進化を解明するカギとなるかもしれない――中国の科学者らが22日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。
この恐竜は、ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)の遠い類縁にあたるが、体の大きさは子ネコと同程度で、身体は羽毛で覆われていた。しかし、飛ぶことはできなかったとみられている。
この恐竜「Epidexipteryx hui」の化石は、中国北部の内モンゴル自治区(Inner Mongolia)の道虎溝(Daohugou)で発見された。化石の分析によると、この恐竜が生息していたのは、ジュラ紀中期から後期(1億6800万年前~1億5200万年前)。2足歩行の肉食恐竜で、重さは164グラム程度、卵を見つけては盗むなどして食料を確保していたとみられている。
恐竜としての特徴を多く備えていながら、空を飛ぶことができたとみられる鳥類の元祖、始祖鳥(Archaeopteryx)は、「Epidexipteryx hui」が生きていた時代の少し後に登場する。
北京(Beijing)にある中国科学院古脊椎動物与古人類研究所(Institute of Vertebrate Palaeontology and Palaeoanthropoloy)で化石発掘・研究を行うXing Xu氏が率いる研究チームは、「Epidexipteryx hui」の尾についているリボン様の羽が、空を飛ぶためのものではなく、求愛行動で利用する「装飾的形質」の役割を果たしていたとみている。(c)AFP
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