【10月1日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は30日、火星探査機「フェニックス(Phoenix Mars Lander)」が火星上空で降雪を確認したと発表した。

 フェニックスに搭載された情報収集用のレーザー機器が、フェニックス着陸地点の上空約4キロにある雲からの降雪を確認した。雪は地表に到達する前に蒸発したという。

 また、NASAは、土壌から炭酸塩および粘土質物質の可能性がある粒子が検出されたことも明らかにしている。地球上にある炭酸塩と粘土の大半は、水がないと生成されないことから、火星にかつて液状の水が存在していた可能性を示す重要な手掛かりになるとみられる。(c)AFP