ニューヨーク(New York)のディテールズ(Details)社ショールームで「ウオークステーション(Walkstation)」を試す人(2008年7月8日撮影)。(c)AFP/TIMOTHY A. CLARY
【7月15日 AFP】コンピューターで仕事をしながらウオーキングができる「ウオークステーション(Walkstation)」なる運動器具を導入する企業が増えている。社員の体力維持と医療費の削減が狙いだ。
コンピューターとトレッドミルを合体させたこの器具は、最大時速が3キロで仕事をしながらの歩行が可能。心拍数が上がることはなく、汗をかくこともない。ゆっくりとした歩行ながらも、健康を大幅に増進させてくれると愛好者は言う。
米ミシガン州(Michigan)にあるオフィス用什器メーカー、スティールケース(Steelcase)の関連会社であるディテールズ(Details)が製造する「ウオークステーション」は前年、アリゾナ州(Arizona)メイヨークリニック(Mayo Clinic)のジェームズ・レビン(James Levine)氏による健康と運動に関する研究に基づいて開発された。
研究では、時速1.6キロという非常にゆっくりとした歩行でもエネルギー消費量が1時間あたり100カロリー増加することがわかった。コンピューター操作などのデスクワークが中心の多くのオフィスワーカーにとって、軽微な運動でも健康の向上に役立つと考えられる。
レビン氏は「ウオークステーション」は仕事の合間の動きを増やす程度のものながら、非運動性エネルギー消費(non-exercise activity thermogenesis、NEAT)と称される「激しい運動を伴わない継続的な動き」を実現してくれると太鼓判を押す。
コンサルタント会社「チャレンジャー・グレー&クリスマス(Challenger Gray & Christmas)」のジョン・チャレンジャー(John Challenger)CEOは、企業は増大する医療費を抑制する方法を模索しており、従業員の健康管理のためにも、包括的な健康プログラムの導入に積極的になってきていると話す。
ディテールズ社によると、1台の価格は4500ドル(約48万円)で、1週間に30-40台が売れる。ユーザーの多くは1日あたり数時間、ウオークステーションを使用する。
同社の社長は自ら68日間、ウオークステーションを利用。308キロを歩き、3万2000カロリーを消費して、それ以外には生活習慣をいっさい変えることなく、5キロの減量に成功したそうだ。(c)AFP/Rob Lever
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