都内で開かれた、3D画像に関するシンポジウムで公開された、独立行政法人情報通信研究機構(National Institute of Information and Communications Technology、NICT)が開発を進めるキューブ型3Dディスプレー「gCubik」の試作品(2008年7月11日撮影)。(c)AFP/Miwa SUZUKI
【7月15日 AFP】独立行政法人情報通信研究機構(National Institute of Information and Communications Technology、NICT)では、手の上にのせて立体映像を楽しむことができるキューブ型3Dディスプレー「gCubik」の開発に取り組んでいる。
gCubikは、今はまだ試作品段階ではあるが、今後はリアルタイムな動きを実現し、そして音声などとも組み合わせることを目指しているという。
NICTの研究者の1人、吉田俊介(Shunsuke Yoshida)さんによると、gCubikを使えば、祖父母が遠くに住む孫を立体的な映像で見ることが可能になるほか、企業が製品の試作品の確認に使ったり学校の理科の授業で使うことができるという。
現段階では静止画像しか映し出せないが、今後はリアルタイムに動く動画の実現に取り組んでいくという。
gCubikは10センチ四方のキューブ型で、1面を構成する各パネルの液晶ディスプレー上には多数の微小なレンズが装着されている。正面からしか見ることができなかった従来型の3Dディスプレーとは異なり、gCubikは3つの方向から見ることが可能で、さまざまな角度から違った映像を楽しめる。また、3D用メガネなども必要ない。
吉田さんは、画質の改善やワイヤレス化、6面での実装などを実現し、3年以内に実用化したいと語った。また、研究チームは今後、立体映像に音源を付けることにも取り組んでいき、キューブ内に映し出された人物があたかも話しているかのような映像も作り出していきたいとしている。(c)AFP
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