火星表面からのサンプルを採取する火星探査機「フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)」の映像(2008年6月10日提供)。(c)AFP/NASA
【6月12日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は11日、火星探査機フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)が火星の北極地域から採取した土壌の分析準備が整ったことを明らかにした。
フェニックスは6日にロボットアームで土壌を採取し、搭載されている8基の熱・ガス分析装置(TEGA)の1つに移したが、サンプルが塊となっていたため、ふるい状になっている装置のスクリーンカバーを通り抜けた粒子はわずかだった。
振動器を毎日数回作動した結果、分析装置いっぱいに土壌を回収することができ、これにより水分や有機鉱物の存在の有無が確認できると期待されている。
TEGAを担当する米アリゾナ大学(University of Arizona)のウィリアム・ボイントン(William Boynton)氏は、電話での記者会見で、数日中に装置を閉じて実際に分析を開始するという。
分析には5日ほどかかる予定だという。サンプルを過熱して水分を気化させ、その後、温度を上げ、異なる温度での鉱物の分解状態を調べる。水分と二酸化炭素を取り除くことにより、鉱物の種類を特定していくという。(c)AFP






