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米大陸最古の金細工、4000年前の首飾りをペルーの遺跡で発見 

  • 2008年04月01日 17:53 発信地:シカゴ/米国
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2007年7月10日、ボリビアのCohanaのティティカカ湖に浮かぶボート。(c)AFP/AIZAR RALDES

【4月1日 AFP】南米ペルーのティティカカ湖(Lake Titicaca)にある墓地遺跡で、約4000年前の金の首飾りが発掘された。米大陸で発見された最古の金細工とみられ、従来の推定よりも早い時期から金が地位の象徴とみなされていたことがうかがえる。

 今回の発見は、狩猟採集生活から定住生活への移行初期段階にすでに複雑な社会的発展があり、「地位の誇示」という行為が行われていたことを示しているという。

 研究チームを率いた米アリゾナ大学(University of Arizona)のMark Aldenderfer氏は、首飾りが狩猟採集生活者の墓地から発見されたことを「大きな驚き」としている。「一般的に、このような単純な装飾品でも、農耕生活で余剰生産を手にし、そこから名声を得るようになって初めて作れるものだと考えられる」ためだ。

「当時は社会的役割が変わりつつある時期で、新たな役割も多く生まれ、競争も激しかった。金はこの変遷期の名声・地位争いを反映しているのだろう」とAldenderfer氏は指摘する。

 ただ、首飾りの所有者がリーダーだったわけではないようだ。人より高い地位と恐らく富を得た人物が金細工を所有することで、名声と地位を誇示し、それによりリーダーとしての地盤づくりに励んでいたことを示しているという。

 今回の発見は、数世代にわたり統治する永続的なリーダーを持つ社会への変遷過程を示しているようだ。

 発見された首飾りは、筒状に打ち延ばした9個の金のビーズを、10個の緑色の円形のビーズと交互につなげたもの。中央の金のビーズには穴が開けられ、そこにトルコ石がはめこまれている。

 ビーズは長さ11.5-29ミリ、重さ1.5-5.2グラムとまちまち。末端部には明らかに槌で打ったときのものとみられる跡も確認できる。こうしたことから、金細工の技術が比較的、未発達な社会で出現したとの推定の裏付けも得られるという。

 ただ、首飾りが発見された場所で作られた可能性は低いようだ。所有者が旅の途中で手に入れたか、旅行者から買い取るだけの財産を持っていたのだろうと、Aldenderfer氏は指摘している。

 研究結果は3月31日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of SciencesPNAS)に発表された。(c)AFP
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