【3月13日 AFP】背の低い人は、1970年代のファッションが復活し、「厚底靴」が再流行するように祈ったほうがいいかもしれない。15日に発行される英科学誌ニュー・サイエンティスト(New Scientist)で、嫉妬(しっと)深さは背の高さと関係があるとの研究結果が発表される。

 この研究は、オランダ・フローニンゲン大学(University of Groningen)とスペイン・バレンシア大学(University of Valencia)の研究者らによるもの。

 オランダ人とスペイン人の男女549人に対し、恋のライバルのどんな性質が嫉妬を感じる要因になり、また、どのくらい嫉妬を感じるかを調査した。

 その結果、男性は一般的に、魅力的で、経済力もたくましさも兼ね備えたライバルに最も嫉妬を感じると答えた。だが、これらに対する嫉妬の感情は、背が高くなればなるほど感じなくなり、背が低ければ低いほど強くなるとの結果が出たという。

 女性が最も嫉妬を感じる要因は、ライバルの外見と魅力だったが、女性が平均身長だった場合は、この感情はより希薄だったという。

 これは進化の観点からすると納得できることだという。男性は背が高いほどより女性にもて、平均的な身長の女性は、健康や出産能力、男性からの人気を最も享受する。

 一方、平均的な身長の女性も、ライバルの方が背が高い場合は、嫉妬に狂うこともあるという。ある研究によれば、「背の高い女性は低い女性に比べ、支配的で戦闘能力が高い」とされている。(c)AFP