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欧州宇宙機関の補給機「ジュール・ヴェルヌ」、今週末打ち上げへ

  • 2008年03月07日 18:03 発信地:パリ/フランス
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仏領ギアナ・クールー(Kourou)のギアナ宇宙センターで組み立てられる欧州宇宙機関(ESA)の補給機(ATV)(2007年10月31日撮影)。(c)AFP/JODY AMIET

【3月7日 AFP】欧州宇宙機関(European Space AgencyESA)が誇る宇宙史上最も進んだ補給機(Automated Transfer VehicleATV)の第1号機となる「ジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)」が今週末、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に向けて打ち上げられる。

 順調にいけば、「ジューヌ・ヴェルヌ」を搭載したロケット「アリアン5(Ariane 5)」は日本時間9日12時39分、仏領ギアナから打ち上げ予定だ。

 非積載時重量11トン、全長10.3メートル、直径4.5メートルでロンドン(London)の2階建てバスほどの大きさで筒型をしたATVは、貨物船と曳航船の1台2役をこなす。ESAの上級職員ジャン・ミシェル・ボワ(Jean-Michel Bois)氏はATVについて、「欧州がこれまで作った中で最も大きく、最も複雑な輸送機」と表現した。

 打ち上げの約2週間後にはISSと自動的にランデブーし、7.5トンの食料、水、圧縮空気、燃料、衣類、ごちそうなどを届ける。

 ドッキング後は、地球引力と大気分子によって徐々に地球の方向に引っ張られているISSを、低軌道上の安全な高度に引き上げる。

 さらに約6か月後、ATVはミッション中に集めたゴミとともにISSから分離。ATVとゴミはその後、太平洋上空で安全に分解される。

 ATVは貨物の運搬しかできないものの、ISSプログラムにとって重要な輸送手段となる。これまでISSへの補給は、ソ連時代の無人補給船「プログレス(Progress)」や有人補給船「ソユーズ(Soyuz)」、米国のスペースシャトルなどによって行われていた。

 ESAはATVの開発・配置に11年、当初予算の2倍を超える13億ユーロ(約2060億円)を費やした。

 ATV第1号機はフランスのSF作家の先駆け、ジュール・ヴェルヌにちなんで付けられた。現在、さらに4機が製造過程にあり、組み立てと打ち上げには1機当たり3億ユーロ(約480億円)強かかるという。(c)AFP

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