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ミシシッピデルタの沈下は表層で発生、米研究報告

  • 2008年02月18日 17:16 発信地:パリ/フランス
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2000年4月19日、米航空宇宙局(NASA)によって提供されたミシシッピデルタ(Mississippi Delta)地域の衛星写真。(c)AFP/NASA

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【2月18日 AFP】米国のミシシッピデルタ(Mississippi Delta)が急速に沈下し、2005年のハリケーン「カトリーナ(Katrina)」により壊滅的打撃を受けて復興の過程にあるルイジアナ(Louisiana)州の沿岸地域に問題が起きている。これを裏付ける研究結果が17日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

 研究を行ったのは、米エネルギー省傘下のNational Institute for Climate Change ResearchCoastal Centreの代表を務める米チュレーン大学(Tulane University)のTorbjorn Tornqvist教授とその研究チーム。

 研究チームは、バイユー・ラフォーシェ(Bayou Lafourche)地域で最深15メートルの穴を100以上掘り、放射性炭素年代測定法を用いて堆積(たいせき)物コアの調査を行った。

 その結果、同地域における過去1000年の沈下量は少なくとも年間平均5ミリで、より浅い層の沈下量は最大その2倍の10ミリであることが分かった。これにより海面上昇、海岸線浸食、湿地損失に拍車が掛かっている。

 しかし今回の研究で、ミシシッピデルタの沈下は地質学的にはほんの表層の厚さ100メートル以下の泥炭層で発生しているだけにすぎないことも、初めて判明したという。

 研究結果はこの柔らかい層の下にある洪水を制御する岩盤層が安定して沈下しずらいことを意味しており、「これはよろこばしい発見だ」と、チームは指摘している。

 これまでの通説では、地盤沈下は地殻表面からずっと深い部分で起こるとされてきた。しかし、今回の研究は「地盤沈下の大半は地表から50-100メートルの浅い層で起きている現象で、容易に説明することができる」としている。(c)AFP

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