【2月7日 AFP】米アリゾナ大学(University of Arizona)の研究チームが、ホログラム(3次元写真)をほぼリアルタイムで更新できる次世代3次元技術を開発したと、6日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。
この革新的発明のおかげで将来は、あの頭痛がするわずらわしい偏光メガネを使わずに、あたかも自分が映画の中にいるような感覚で立体映画を味わうことが可能になるかもしれない。軍司令官が戦場の3次元画像を入手したり、医師が複雑な顕微鏡手術を行う場合に役立つなどの恩恵も考えられる。
同大学のNasser Peyghambarian氏率いる研究チームの発表によると、10センチ四方の手のひらサイズのスクリーン上に最新の3次元画像を記録、表示、更新する方法を開発したという。
まず対象物に第1のレーザーを照射すると、感光性のスクリーン上にその像が映し出される。スクリーンに照射された第2のレーザー光線によって、対象物の凝縮された輪郭である干渉じまが作り出され、フィルムに埋め込まれる。さらに、読み取り光線と呼ばれる第3のレーザー光線をスクリーン上に照射すると、干渉じまが再生される。これにより、スクリーンの背後の空中に3次元画像が見えるようになる。
ホログラムは広告、美術、エンターテインメントなどの分野で広く使われているが、これらの画像は静止していることが難点だった。一方、今回開発された技術では、画像を保存、消去、更新することができる。さらに、まだ試作段階ではあるものの、将来的には間違いなく3次元動画を作り出すことができると、研究チームは期待している。
手のひらサイズのスクリーン上では、画像の更新は約3分ごとに行うことができ、最長3時間まで維持することができるという。
ただ、映画『スター・ウォーズ(Star Wars)』タイプの迫力あるホログラムを部屋の中のどの角度からでも見たいと期待する人は、落胆するかもしれない。3次元効果は現段階ではスクリーンの前のある一定の角度からしか見ることができず、スクリーンから離れすぎると効果は失われてしまうからだ。(c)AFP
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