2008年1月31日、ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のリオデジャネイロ連邦大学(Rio de Janeiro Federal University)に展示された「Montealtosuchus arrudacamposi」の頭部の化石と実物大の複製。(c)AFP/ANTONIO SCORZA
【2月1日 AFP】ブラジルの古生物学者らは1月31日、先史時代と現代のクロコダイルの中間的特徴を備えた、進化の「失われた環」とみられる動物の化石を公開した。
「Montealtosuchus arrudacamposi」と呼ばれるこの捕食動物は、体長1.5-1.7メートル、体重40キロほどで、白亜紀後期(8000万-8500万年前)にサンパウロ(Sao Paulo)州パロアルト(Palo Alto)地域に生息していたとされる。
化石は2004年に発見された。調査に協力したリオデジャネイロ連邦大学(Federal University of Rio de Janeiro)の古生物学者Felipe de Vasconcellos氏は、その身体的特徴について、「この動物は沼に生息して大半を水中で過ごすのではなく、乾いた陸地に住み足を使って素早く移動していた。鼻孔は突き出た鼻の正面にあったため、水中で生息すれば顔をまっすぐ立てなくてはならず、ほかの捕食動物の餌食になりやすかった。目はほかの陸上動物と同様、側面についていた」と説明。これらの特徴から、Montealtosuchus arrudacamposiが先史時代と現代のクロコダイルの中間に位置する、進化の「失われた環」として位置付けられると主張している。
さらに同氏は、この発見により、クロコダイルの起源が北半球にあるとする説の見直しが必要となるかもしれないと指摘。北半球ではこのような「中間的」な種の化石は見つかっていないからだ。
「おそらくクロコダイルの起源は、これまで考えられていたように北米や欧州ではなく、南なのではないか。初めに南米かアフリカに現われた後、1つの大陸に集まり、それがこの種全体の繁殖の歴史を変えたのかもしれない」と語った。(c)AFP





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