関連情報太陽系の謎を解明へ、太陽系探査
2008年1月14日に水星探査機メッセンジャー(MESSENGER)が撮影した水星の表面の高解像度画像(2008年1月31日NASA公開)。(c)AFP/NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Carnegie Institution of Washington
【1月31日 AFP】(2月1日 写真追加)米航空宇宙局(NASA)は30日、水星探査機メッセンジャー(MESSENGER、MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry, and Ranging)からの映像とデータを公開した。
研究チームのワシントンのカーネギー研究所のショーン・ソロモン(Sean Solomon)主任研究員は記者会見で、「今回のフライバイ(接近)でこれまで観測できなかった部分の映像が得られた。すばらしいデータを持って帰ってきてくれた」「探査機の性能と操作の正確性から、今回のフライバイはほぼ完ぺきだった。全データが無事に地上に届いたことは喜ばしい」などと述べた。
その上で、水星について、「これまで予想されていたような惑星ではなく」、火山活動や磁気圏が存在する「非常にダイナミックな惑星」との見方を示した。
水星の半分は常に太陽の方に向き、地表の55%については何も分かっていない。メッセンジャーは1月14日、高度200キロの位置で水星に接近、1200枚以上の映像やデータを収集した。その結果、水星の陰の部分のクレーターなど地形に関する情報が得られた。
それによると水星の表面には数百キロに及ぶ巨大な断がいがあり、過去に断層活動があったとみられる。また、これまで水星でも月でも観測されなかった底の平らな小さな谷が100以上も存在することも分かり、NASAはこれを「スパイダー(クモ)」と名付けたことを明らかにした。
水星探査では1975年3月10日に、マリナー(Mariner)が3回にわたりフライバイを行っているが、機材の性能は今回の方が優れている。(c)AFP
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