【1月24日 AFP】3月に米スペースシャトルに搭乗する宇宙飛行士、土井隆雄(Takao Doi)さん(53)が、宇宙ステーションでブーメランの飛行実験を行う。ほとんど重力のない状況でブーメランがどのように飛ぶのかを確認する。

 ブーメランが投げた地点に戻ってくるには重力が必要だと考えられているが、無重力状態で試されたことはない。

 土井さんは国際宇宙ステーション(International Space StationISS)で日本の実験棟の建設計画を監督する。宇宙航空研究開発機構(Japan Aerospace Exploration AgencyJAXA)によると土井さんは紙製のブーメランを持ち込み、空き時間などに実験するという。

 土井さんは、ブーメランの世界チャンピオン栂井(とがい)靖弘(Yasuhiro Togai)さん(大阪府在住)の依頼を受け実験の実施を決めた。土井さんは栂井さんから投げ方の指導を受けたという。(c)AFP