
【1月12日 AFP】甘味料のソルビトールを含むガムを大量にかむと、重度の下痢を引き起こし、体重が大きく減少する恐れがあるとの症例報告が12日発行の英医学誌に発表される。ソルビトールはソルビットとも呼ばれ、甘みを出す食品添加物として使われるが、下剤作用もある。
ベルリンのシャリテー(Charite)病院の医師が英医学誌「British Medical Journal」(BMJ)で発表した症例報告によると、ガムを大量にかんで重度の下痢を引き起こした患者は2人。1人は21歳の女性で、約8か月間にわたって下痢と腹痛に悩み、51.8キロあった体重が11キロも減少した。
もう1人は46歳の男性で、おなかの張りとガス、下痢がひどく、体重は1年間で元の5分の1に相当する22キロも減ったという。2人は血液検査や結腸の内視鏡検査、超音波検査、CTスキャンなどさまざまな検査を受けたが、いずれも結果は正常だった。
しかし便検査で高レベルのカリウムとナトリウムが検出された。医師が2人に普段の食生活についてたずねたところ、大量のガムをかんでいたことが分かった。女性患者はシュガーフリーガムを毎日12枚以上、男性患者は毎日20枚以上のガムと200グラム近い甘いお菓子を口にしていたという。
医師らの計算によれば、1日あたりのソルビトール摂取量は女性患者が20グラム、男性患者は約30グラムに相当する。大量にガムをかむ習慣を改めた2人は、1年もたたないうちに腸の状態が通常に戻り、体重も女性患者が7キロ、男性患者が5キロ回復したという。
調査の結果、医師らは体重の減少はソルビトールを含む食生活が関与していたと結論づけ、ソルビトールの大量摂取は重症な下痢や消化機能の低下を招くだけではなく、過度な体重の減少も引き起こすと警告している。(c)AFP










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