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クジラはシカの仲間から進化?米研究チームが化石を発見

  • 2007年12月20日 10:17 発信地:パリ/フランス
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米ノースイースタン・オハイオ大学(Northeastern Ohio Universities Colleges of Medicine and Pharmacy、NEOUCOM)が提供した「インドハイアス(Indohyus)」の化石(撮影日不明)。(c)AFP/JEANETTE KILLIUS

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【12月20日 AFP】シカに似た小型のほ乳類が、クジラやイルカ、ネズミイルカなどの祖先だったとする研究報告が、19日発行の英科学誌「ネイチャー(Nature)」で発表された。

 クジラは4足歩行する偶蹄(ぐうてい)目のほ乳類を起源とし、南アジアの陸上で生活していたものが徐々に水中生活に適応したと考えられてきた。後足に重心を分散させているクジラの出現以前の偶蹄目の化石と、進化過程の最初の1000万年代のものとされるクジラの化石が、これを裏付ける証拠とされてきた。

 しかし、偶蹄目科の動物とクジラの共通の特徴を持つ化石はこれまで発見されておらず、「ミッシング・リンク(失われた環)」とされてきた。

■クジラの進化解き明かす「ミッシング・リンク」発見か

 米ノースイースタン・オハイオ大学(Northeastern Ohio Universities Colleges of Medicine and PharmacyNEOUCOM)のHans Thewissen教授(解剖学)が率いる研究チームは同誌の中で、待望の「失われた環」を発見したとしている。

 研究チームが発見したネズミイルカの祖先とみられる化石の動物は「インドハイアス(Indohyus)」と名付けられた。見た目は小型のシカに似たアライグマ程度の大きさの草食動物で、約4800万年前に水辺で生活していたと考えられている。

 Thewissen教授は、カシミール(Kashmir)地方のインド実効支配地域にあるSindkhatudiで、地表から50メートル下の泥岩層から「インドハイアス」の化石を発見。その際、ネズミイルカの化石も多数発見された。
 
 クジラとインドハイアスの最も大きな類似点は、頭蓋骨、耳、小臼歯だという。またインドハイアスの骨には、他のほ乳類よりも厚い外層があった。これはカバのような水生動物であったことを示す証拠だという。

(c)AFP

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