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抗うつ剤を服用した虫は長生き、米研究所が発表

  • 2007年11月26日 12:14 発信地:パリ/フランス
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米シアトル(Seattle)のハワード・ヒューズ医学研究所(Howard Hughes Medical Institute)で撮影されたリンダ・バック(Linda Buck)博士(撮影日不明)。(c)AFP/Howard Hughes Medical Institute

【11月26日 AFP】米シアトル(Seattle)のハワード・ヒューズ医学研究所(Howard Hughes Medical Institute)の研究者らは21日、一般に処方されている抗うつ剤を虫に投与することで、寿命が人間でいう100歳まで延びたと発表した。

 2004年ノーベル生理学・医学賞受賞者のリンダ・バック(Linda Buck)博士率いる研究チームは、寿命の研究でよく使用される短命の線虫に、8万8000種類の化学物質を投与し、どの物質が虫の寿命を延ばすか調査した。

 その結果、ミアンセリンと同じ成分を持つ物質で虫の寿命が30%延びたという。ミアンセリンは健康な精神状態を保つとされる神経伝達物質セロトニンの減少を食い止める働きがあり、抗うつ剤に使用される。

 また、同様にセロトニンに作用するミルタザピン、シプロヘプタジンなど3種の物質についても、同じ効果が確認された。

 抗うつ剤が脂肪を生成する神経伝達物質オクトパミンの吸収を防ぐことも確認され、低カロリーの食習慣で育てた実験動物は長生きするというこれまでの研究結果を裏付けるものとなった。

 研究者らは、今回の研究がヒトにも適用されるわけではないものの、老化メカニズムの分子レベルでの解明に光を当てたと評価している。(c)AFP
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